| 作品名 | スペルマ・ラッシュ~男衰退により僕の精子が高額買取⁉~(二人のメ○○キ編) |
| ブランド | 愛のトロロン / 弁天惟仁 |
| ジャンル | 逆レ |
| M度 | ★★★★☆ |
| ボリューム | 57P |
あらすじ

謎のウイルス「キルマン」によって、男性人口はわずか3%まで激減した。
引きこもり生活をしていた主人公は感染を免れ、「これはモテ期が来るのでは?」と甘い期待を抱く。だが現実はもっと露骨で、もっと生々しかった。
政府は男児を産んだ母親に巨額の給付金を与え、精子は闇市場で高額取引の対象となる。
数少ない“男”を巡って女たちが群がり、搾精が日常光景となったこの時代は、人々からこう呼ばれる――「スペルマ・ラッシュ」。
そんな渦中で、主人公もまた二人の少女と出会う…。
崩壊した世界観と“搾精ラッシュ”の説得力
本作はまず世界の土台となる設定がかなりしっかり作り込まれています。男性人口3%という極端な状況に対して、「男児を産んだ母親への巨額給付金」「精子の闇取引」「女たちによる“資源”の奪い合い」といった社会の変化が、筋道立てて描かれています。その結果として“搾精が日常化する”という流れに無理がなく、タイトル通りの「スペルマ・ラッシュ」という言葉にも納得感がありました。
単に「男が貴重だから搾られる」という安直な構図ではなく、経済的なインセンティブや闇市場の広がりが丁寧に提示されているので、主人公が狙われる理由にリアリティがあります。だからこそ、彼が二人に囲われてしまう展開もご都合主義ではなく、「そりゃこうなるよな……」と飲み込める説得力になっていました。
また、設定が堅いぶんキャラクターたちの会話はわりと軽妙で、そのギャップも良いです。世界はハードだがノリはどこかポップで、重すぎず読み進められるバランスになっていました。シリーズ1作目として、「この世界で他にもどれだけヤバい案件が転がっているんだろう」と想像を広げさせてくれる世界観でした。
対照的なメスガキコンビが生む挟み撃ち♡

主人公を囲い込む二人の女の子が、とても分かりやすく対照的なのも魅力です。
乱暴でわがまま、自分勝手に振る舞うヒメと、おとなしく内気で傷だらけの浦芽衣。性格も雰囲気も真逆なのに、目的はどちらも「主人公の精子を搾ること」という一点で一致しているのが面白く、そのアンバランスさが読み味を独特なものにしています。

ヒメ側の攻めはストレートで強引、主人公の“立場の弱さ”を容赦なく突いてきます。対して芽衣は一見おどおどしているのに、ラインを越える場面ではしっかり乗ってくる。その温度差が、読んでいて妙な居心地の悪さと快感を同時に呼び起こしてくれます。
二人のキャラ付けがしっかりしているので、どちらに攻められていても「らしさ」が崩れないのが良かったです。ページを追うごとに、“主人公の逃げ場がない”構図がじわじわ固定されていく感覚があります。小悪魔×ダウナーというコンビが交互に、時に一緒に、とことんまで追い込んでくる構成は、M寄りの読者にはかなり刺さるのではないでしょうか。
フェチ全開の搾精劇と、シリーズへの期待…♡
プレイ内容としては、男性受け・乳首責め・前立腺刺激・匂いフェチ寄りの描写など、かなりフェチ度の高いメニューが揃っています。直接的な描写は好みが分かれる部分もあると思いますが、「ここまで振り切るならもう清々しい」と感じるくらい、意図して尖らせている印象でした。
特に印象的だったのは、最初こそ“お金のために搾る”というスタンスだった二人の中に、徐々に「金よりも快楽や支配感が勝ってきているのでは?」と感じさせる描写が混ざっていくところです。主人公の側も、世界設定上どうしようもないほど立場が弱いにもかかわらず、どこか諦め混じりに流されてしまう。その両者の変化が、ただの搾精エロから一歩踏み込んだ物語性を与えてくれていました。
また、1作目にして「まだまだこの世界には続きがありそうだ」と強く感じさせる終わり方をしているのもポイントです。世界設定・キャラクター・搾精構図のどれもが「シリーズ向き」に設計されていて、ここから他の男性や別の女たち視点の物語も読んでみたくなりました。
まとめ
本日は愛のトロロンさんのスペルマ・ラッシュ~男衰退により僕の精子が高額買取⁉~(二人のメ○○キ編)の紹介、感想記事を書かせていただきました!
✅ 男性人口激減世界で“搾精ラッシュ”が起きる設定に惹かれる方
✅ 対照的なメスガキコンビに囲まれて追い込まれる男性受けが好きな方
✅ 匂い系や搾精系など、尖ったフェチ要素にも耐性がある方
✅ シリーズ前提の作り込まれた世界観で、続きが気になる作品を探している方
以上の方には、間違いなくおすすめできる一作です!
精子が“資源”として扱われる時代に、
快楽と金銭欲が絡み合っていく歪んだ関係性。
その先にどんなスペルマ・ラッシュが待っているのか――ぜひ実際に読んで確かめてみてください。
私もスペルマ・ラッシュに乘りたいのでまずは新種のウイルスを探してアマゾンの奥地へ足を踏み入れようと思います。
それでは次回の更新は金曜日となっております!
みなさん今週もよろしくお願いいたします!
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