| 作品名 | ハニートラップ特別対策クラスルーム |
| ブランド | short_kami |
| ジャンル | 色仕掛け |
| M度 | ★★★★ |
| ボリューム | 62P |
あらすじ
大企業・青野宮グループの御曹司、青野宮タツミは、若くして会社経営の一端を任されるほどのエリートだった。
冷静な判断力と責任感を兼ね備え、いずれはグループを背負う存在として周囲から期待されている。
そんな彼に課せられた新たなカリキュラムは、「将来ハニートラップに陥らないための特別対策授業」。
特製のVR機器を用い、“色仕掛けを安全に追体験する”という建前のもと、実戦さながらのシミュレーションが用意される。
タツミは多少の不安を覚えながらも、「経営者として必要なことだ」と自分に言い聞かせ、装置を装着する。
そのモニタに映し出されたのは、彼がひそかに想いを寄せているグラビアアイドル・三橋ななみ。
画面越しにしか会えないはずの存在が、目の前で微笑み、言葉をかけ、ゆっくりと距離を詰めてくる。
それは“よくできたプログラム”のはずなのに、仕草も温度も、あまりにもリアルすぎた。
やがて授業の裏側に潜む“本当の目的”が明らかになったとき、彼は自分がどこまでを差し出し、何を失おうとしているのかを知ることになる。
VR授業だからこそ映える、色仕掛け訓練の没入感♡
本作は「ハニートラップ対策」という真っ当な名目を入り口にしつつ、そこから一気に快楽の沼へ落としてくる構成がとても気持ちよく決まっています。VR授業という設定のおかげで、読者視点でも「これは訓練だから大丈夫なはず」という油断が生まれ、その油断ごとじわじわと侵食されていく感覚が味わえます。
ななみの言葉や仕草は、あくまで“対策授業の一環”として始まるのですが、ページを追うごとにその境界が曖昧になっていきます。現実とシミュレーションのラインがわざとボカされていて、「ここまでリアルなら、もう訓練と言い切れないのでは?」という不安がタツミの動揺と重なって伝わってきます。
また、ビジネス的に有能であるほど「誘惑に負けてはいけない」という意識が強いはずなのに、その信念さえも色仕掛けの材料にされていくのがポイントです。判断力や責任感といった長所が、逆に“揺さぶりやすい芯”として利用されているのがエグく、シチュエーションとして非常によくできていると感じました。
権力者が色仕掛けに屈する構図の説得力…!
タツミは御曹司であり、すでに経営にも関わる“勝ち組側”の人間です。そんな彼が、よりにもよって自分の地位や判断力を守るための訓練で、色仕掛けに負けていく……という構図がまず最高においしいです。権力者側に立つはずの人物が、性的な弱点だけをピンポイントで突かれて崩れていく流れは、現実にもありそうなリアリティを感じさせます。
ななみはただの甘々なお姉さんではなく、“落としにくい獲物ほど燃える”タイプの誘惑側として描かれています。最初は優しく、あくまで「タツミくんのための授業」として距離を詰めていきますが、彼の反応や弱さを見抜くたびに、言葉の棘と甘さの比率が少しずつ変化していきます。この段階的な変化が非常に上手く、権力者が色仕掛けに屈する説得力を高めていました。
また、「実は憧れのアイドルが宗教団体に関わっていた」という事実が明かされることで、単なる個人の誘惑ではなく、組織的な洗脳・取り込みであることも示されます。タツミ個人の快楽だけでなく、背後にある資産やコネクションまで込みで“いただく”構図になっているため、読んでいて背筋が少し冷たくなるような怖さもありました。
権力者が、最終的には自分の判断で自分を売り渡してしまう――そんな倒れ方が好きなM向けの方には、かなり刺さる一冊だと思います。
甘々と背徳が混ざる、マゾ心くすぐる色仕掛けに敗北♡
エロ描写としては、作品全体を通して「色仕掛けで少しずつ追い詰め、最終的に大切なものを手放させる」というラインが徹底されています。甘いキスや密着、寸止めめいた焦らしから始まり、“これはただのごっこ遊び”のはずだった身体の交わりが、いつの間にか取り返しのつかない本気の快楽へとすり替えられていきます。
VR授業での色仕掛け→現実での色仕掛けとステップアップしていく構成も非常に良かったです。
印象的なのは、ななみがタツミの心情を代弁してくれるようなセリフ回しです。「本当はこうされたいんでしょ?」「全部捧げてしまいたいって思ってるよね?」といった言葉で、タツミの中にある欲望を引きずり出し、それを正当化する形で快楽を塗り重ねていきます。読者視点からすると、その“心情代弁”が自分にも向けられているように感じられ、マゾ心をくすぐられる構造になっていました。
色仕掛けに負けて立場や理性を手放してしまうシチュエーション、「両側から挟まれて責められている」構図が好きな方には、特に相性が良い内容だと感じます。ボリュームも本編60Pとたっぷりあるので、じっくり一人のターゲットが追い込まれていく様を味わいたい人向けの作品です。
まとめ
本日はshort_kamiさんのハニートラップ特別対策クラスルームの紹介、感想記事を書かせていただきました!
✅ 権力者ポジションの主人公が、色仕掛けに屈していく構図が好きな方
✅ VR授業・ハニートラップ対策といった“もっともらしい設定”からマゾ調教に転落する展開が好きな方
✅ 甘々な言葉責めと背徳感のある誘惑で、じわじわ心を追い詰めていく作品を読みたい方
✅ 憧れのアイドルに主導権を握られ、全てを捧げてしまう妄想にときめく方
以上の方には、間違いなくおすすめの一冊です!
最初は“自分を守るための訓練”だったはずの授業が、
いつの間にか“全てを捧げるための儀式”に変わっていく――。
そんな色仕掛けに興味があったら、ぜひチェックしてみてください。
さらに12/28まで10%OFFセールを行っていますので是非この機会に読んでみてください。
それでは次回の更新は金曜日となっております!
みなさん今週もよろしくお願いいたします!
この記事へのコメントはありません。