あらすじ
田舎に帰省した青年が目にしたのは、静寂と共に忍び寄る“異形の影”だった。
夜を支配するのは、男の精気を糧に生きる妖怪――「色鬼」。
その妖艶な鬼たちは、人の姿で近づき、囁き、誘い、そして奪う。
抗うほどに絡みつく欲と呪。
刃を振るえば快楽が返り、逃げるたびに心が削がれていく。
共に戦う巫女、瑠璃との絆が深まる一方で、
鬼たちの誘惑は確実に主人公の理性を侵食していく。
それは“退魔”か、“恋慕”か、“堕落”か。
すべてを取り戻すための戦いの果てに待つのは――
絆か、悦楽か、それとも、そのどちらでもない終焉か。
魅せ方の巧みな探索と演出
本作は、探索アクションRPGとしての完成度が非常に高いです。
各章ごとに設定されたマップは、ホラー的な緊張感と演出の緩急が見事で、
「次の目的地」が常に画面上に表示されるため、テンポを損なうことなく没入できる構成になっています。

探索中には、色鬼たちの囁きや誘惑が随所に差し込まれ、
ただの移動ではなく、“何かに狙われている”という感覚が持続します。
それでいて過度な驚かせ演出がないため、雰囲気ホラーとしての絶妙な怖さに仕上がっています。

章の合間には回想が自動的に解放される仕様で、取り逃がしの心配もありません。
細かな演出にもこだわりが感じられ、
たとえば仏壇の前に置かれた母親の遺影がCGとして用意されていたり、日数経過のカレンダーの演出など、
物語世界を支える細部のこだわりが圧倒的でした。

また、探索中やバトル中の色鬼を生かしたギミックも面白かったです。
成長要素もありゲームプレイの部分でもかなり満足できました。
鬼も人も、すべてが“誘惑者”として美しい

本作の特徴はなんといっても、「エロ×ホラー×感動」の三位一体構成。
敵である色鬼たちは、それぞれが違った“支配の形”を持ち、
どの鬼も、M向け的快楽構造の原型を体現しています。

また、人間の女性キャラたちも一筋縄ではいかず、
ヒロインの母やクラスメイトの彼女等「禁断の誘惑」を演じる存在も印象的です。

戦闘での勝利後に描かれる命乞いパートも秀逸で、
「抗えない誘惑」と「失われていく理性」が同時に描かれています。
視覚的にもシーンごとに構図やライティングが変化し、
恐怖と官能がひとつの流れとして融合しているのが素晴らしいです。

何と言ってもヒロインの瑠璃ちゃんに性欲解消を仕方なくしてもらうのが個人的にとても助かりましたね…!徐々に積極的になっていくのですが私はむしろ序盤の方が興奮しました…w
シナリオそのものもただのホラーではなく、
中盤以降は「絆」「贖罪」「選択」といった要素が交錯する熱い展開へ。
敵であるはずの存在が一瞬だけ見せる優しさや、
巫女との協力によって芽生える淡い感情が、
終盤の感動に直結していく構成は見事でした。
「エロ目的で始めたのに、涙で終わった」と語る人が多いのもうなずけます。
まとめ
本日は背徳堂さんの新作色鬼の紹介、感想記事を書かせていただきました。
✅ アクションも楽しめるMゲーを遊びたい方
✅ ホラーの緊張感と快楽的誘惑を同時に味わいたい方
✅ 物語性の強い逆転無し・女性上位シーンが好みな方
✅ 「泣ける×抜ける」作品に弱い方
以上の方には、間違いなくおすすめできる名作です。
ホラーとエロ、そしてヒューマンドラマの融合という難題を、
圧倒的完成度でまとめ上げた一作…あなたも体験してみませんか?
さらに10/29まで20%OFFセールを行っていますのでこの機会に是非遊んでみてくださいね!
背徳堂さんの前作コクハクゲエムもシンプルなゲーム性が好きだったのですが、今作はとにかく細部へのこだわりがすごくて圧倒されましたね…!
それでいて色仕掛けや誘惑部分はしっかりと良さが継承されていて…すごく…良かったです。
私も鬼と追いかけっこをやる為にいったん走り込みでもやろうと思います。
それでは次回の更新は明日の土曜日となっております!
今週もお疲れさまでした、みなさん良い週末を!
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